気になってしかたがないこと
「おじさまと猫」は著者、桜井海サンの作品の中で
初めて翻訳されて、海外版になったものなのだそうです。
最初の海外版は、韓国語版
まだ日韓関係がこんなに緊張していない
四月の初めのことでした。
政治の話をしたいわけではないのです。
外交のことも、何をどうすれば一番良いのか
私にはわかりかねるところがあります。
ただ、気になって仕方がない、それだけなのです。
「おじさまと猫」という、この優しい物語を
本を買うほど好きになってくれた人が
今、どうしているのでしょう。
本は、どうなっているのでしょう。
日本の作品だ、ということで、
引き出しの奥にでもそっと隠されているのでしょうか
それとも、日本製だと気付かないふりをして、
今までと変わらず本棚に置かれているのでしょうか。
どうか、日本製だからというだけで捨てられたりしていませんように
そして、
この、優しさだけでできているような本を愛してくれた韓国の人たちが
日本の物を読んでいたというだけで、嫌な目にあったりしていませんように
韓国版の写真を上げるとともに、小さな祈りを捧げます
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