キャラクター紹介
神田冬樹
「おじさまと猫」のダブル主人公の一人、「おじさま」がこの人。
ペットショップで売れ残りのまま大人になってしまった猫を一目見て
「私がほしくなったのです」「かわいくて かわいくて」
と運命的な一目ぼれ
「うちの子におなり」と連れて帰り、猫のふくまるからは「パパさん」と呼ばれるようになります。
コミックスの1巻では、小さな教室で子供に音楽を教えていることがわかりますが、どうやらこの裏にはかなり深刻な過去がありそうで…
ふくまる
「おじさまと猫」のダブル主人公のもう一人「猫」がこのネコ
ペットショップで「不細工」「かわいくない」「とろそう」とさんざんな言われ方をして
どれほど値引きをされても買い手がつかないままに、一歳近くまでなってしまったネコ
誰からも愛されない、誰からも必要とされない、という思いがほとんどトラウマに近くなったころ
突然現れた「おじさま」こと神田冬樹に買ってもらえる。
飼い主の神田を「パパさん」と呼び、今では幸せまっしぐら
小林夏人
神田の幼馴染で親友
動物一般すべて好きなようで、野良猫を撫でようとして傷だらけになったりもしているが
一番好きなのは、ペットの柴犬の茶子ちゃん。
家族構成は奥さんと娘(3巻現在、作品中では未出)
過去に一度浮気疑惑がある。
大の甘党で、ケーキやメロンパンをよく食べているが、洋酒もいけるクチ。
鍛え上げられた体の持ち主で腹筋が6つに割れている「脱いだらすごい」系。
神田に体格を自慢しようとしたところ、「勝手に人の家で脱がないでくれないか」とクールにくぎをさされるおちゃめなところもある。
森山
神田がつとめている子供向け音楽教室のギター講師
仲間と組んでいるバンドのボーカルで、作曲も担当しているが、メンバーからは「普通」「ださい」と陰口をたたかれている。
将来は武道館をいっぱいにするライブを開くのが夢
紳士で懐の深い温かさを持つ神田に、初対面から心酔している。
子供のころに挫折していらい、ピアノが大嫌いだったが、教室で神田が隠れて弾いていた「きらきら星変奏曲」を聞いて以来、すっかりピアノが好きになる。
佐藤さん
ふくまるのいたペットショップの店員さん
最初はふくまるに「変な顔の子猫がいる」と驚くが、よく見ると「ぶちゃいくでかわいいかも」と店員の仕事を超えた愛情を注ぐようになる。
ふくまるの反応から、人間の言葉がわかっていのではないかと思ったり、なかなか買い手の現れないふくまるを、いっそ自分が飼おうとして同僚にあきれられたりもしている。
ふくまるに惹かれつつも、飼うことを迷っていた神田の背中を押したのもこの人。
名前は作品中では未出だが(3巻現在)、作者がtwitterであかして以来、ファンの間では「佐藤さん」で通じるようになっている。
日比野奏
新進のピアニスト。若手では抜群のうまさを誇る。
だが、演奏そのものは神田に遠く及ばない。
森山の評価では「熱がない」、日比野本人の評価では「才能の差」
何万回もがむしゃらに練習してもどうしても追いつくことさえできずに苦しんでいたころに、神田が謎の引退をする。
とてつもなく口が悪いが、
精神的にネグレクトぎみの母親から、引っ越しをするので「いらなくなっちゃった」猫を押し付けられると
「ほかに行き場がなさそうだから」と飼うことを即決
そこから新しい人生が芽生え…
日比野のストーリーは「もう一つのおじさまと猫」とも呼ばれ、19年6月初登場ながら、根強いファンをつかんでいる。
マリン
ふくまるの姉。ちなみにイラストはまだ生まれて一月程度、兄弟がそろって暮らしていた時代のもの。マリンはおなかを出して寝ている灰色の子猫。ちなみに母猫の顔をなめているのは子猫時代のふくまる。
最初の飼い主は日比野奏の母。一見優しそうな人だったが、子猫が大きくなるにつれて興味を失い、ほったらかしにされるようになる。引っ越しをするのでもういらない、と、息子に押し付けられる。
最初はおびえていたマリンだったが、「とっても優しい」「名前を呼んでくれる」「撫でてくれる」と幸せに暮らしている模様。